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【コーヒー美味礼賛】 コスタリカ ドン・ホエル農園 ケニア品種SL28 

【コーヒー美味礼賛】 コスタリカ ドン・ホエル農園 ケニア品種SL28 

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コスタリカのスペシャルティコーヒー


コスタリカのコーヒーは現在、全生産量のうち約半数がスペシャルティコーヒーとして市場に供給されています。1992年よりアラビカ種のみの栽培が法律によって定められ、カネフォラ種の栽培が禁止されました。

つまり国のコーヒー政策が高品質のコーヒー生産国で今後やっていこう!という方向に舵を切った訳なんですね。

結構思い切った決断だと思いますが真の競争力をつける意味では大切なことなのかもしれません。

コスタリカコーヒーの生産で頻繁に使われる言葉が「マイクロミル」です。

 

 

マイクロミルとは「コーヒーの精製所」 のことです。

規模が小さい農家さんは、自分たちが懇切丁寧に作ったコーヒーチェリーを加工する為に大規模な企業や農協のような精製設備を持った場所でコーヒーの実を取ったりしなければなりません。

しかし、そのような場所に持ち込む際に品質を維持できなくなることも多いそうです。

他のコーヒー豆と一緒に混じってしまうリスクや適切に管理される環境が必ずしも実現しないこともあるのです。

 

そこでマイクロミル(コーヒー精製所)を自分たちで作ろうということになったのです。自分たちの美味しいコーヒーを精製までしっかりとやりたい!想いです。


コーヒーの栽培から水洗処理、乾燥までの処理を一貫して管理して行うことで、より自信を持った高品質のコーヒーをつくることでお客様に選んでもらおうとしています。

 

現在200箇所あまりのマイクロミルがコスタリカ国内にあるといわれています。

 


ドン・ホエル農園


ドン・ホエル農園のマイクロミルは、2011年に創設されました。

農園面積は10ヘクタールで、マイクロミル創設から3年後の14/15クロップの生産量は15トンを超えました。

ドン・ホエル農園はアラン夫婦とその息子の3人で主に運営しています。収穫期には家族総出で作業をしています。ドン・ホエル農園では、より良い品質のコーヒーを生産するために情熱をもって色々な取り組みを行っています。新しいプロセスを学び、新しい品種に取り組み、土壌の改善と保全に取り組み、クライアントに素晴らしいコーヒーを提供します。


 今回のケニア品種は2014年に植えられ、樹齢8年となったこの木からは、安定した収穫量と何より素晴らしい品質のコーヒーが生まれています。
 

 SL28 - San Roque品種


SL28 はケニアの品種として有名ですが、中米コスタリカに持ち込まれたのは21 世紀初めころ、San Roque=サンロケとはSL28の一種に対する通称としてコスタリカで広く伝わっています。2015 年にLeoncio 農園のSL28品種がCOEで優勝し、ゲイシャに次ぐ高級品種として中米各国に広まりつつあります。


 ドン・ホエルも2022年のCup of Excelenceにこのケニア種を出品し、見事に15位に入賞を果たしました。ケニア品種を武器に第一線で活躍する生産者の1人として匠の技を実践しています。

 

コーヒー生産国  コスタリカ

標高      1500-1600m

生産地     アラフェラ、サン・ルイス・デ・グレシア(ウエストバレー)

品種      ケニア(SL28)

農園名     ドン・ホエル・ミル/グロリアーナ農園

生産処理    ホワイトハニー

生産者     アラン・オヴィエド・ロドリゲス

 



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