コーヒー豆と焙煎

 店長のホリケンゾウです

 私がコーヒー豆を焙煎しています

 

お客様に新鮮で美味しいコーヒーをお届けしたい

 

当店のコーヒーの風味の特徴はなんと言ってもしっかりとしたコクのあるコーヒーです。

時間と共に進行する焙煎作業に於いて大切なことはしっかりとしたイメージを持って温度の上昇を一定に保ちながら火力を調節することです。
焙煎曲線という決まったなだらかな右肩上がりのカーブを描くことに神経を集中します。

そして170℃前後で1ハゼと呼ばれる豆の膨張現象によるパチパチという音を聴きます。ここまでを正しい時間と火力で通過した後に最後の2ハゼ直前を目指して更に10℃の温度上昇までしっかりと五感を使い焙煎機を操作します。

そうして焼きあがったコーヒー豆をアツアツで高温になっている焙煎機から取り出して一気に豆の熱を取り去ります。冷却が不十分だと豆の中の余熱で焙煎度合いが更に進んでしまうので最後まで気を抜くことはできません。

こうして焼き上げたコーヒー豆を十分に余熱が抜けたとことを確認してから袋に詰めていきます。

 

当店でコーヒー豆を焙煎するのに使用している焙煎機は小さな1kg釜です。

(富士ローヤル社製 直火式1kg焙煎機)

直火式というコーヒー豆を直接火で加熱するタイプの焙煎機です。

網状の円筒形の穴の開いたドラムにコーヒー豆を入れて直接火を当てて焙煎しますので豆の芯までしっかりと届く高温の焙煎が可能です。

しかし大量のコーヒー豆の焙煎には煎りムラが出やすいというデメリットもある反面で香ばしい風味をコーヒー豆から引き出しやすいことが最大のメリットになります。直火式で焙煎する際には季節による気温と湿度の変化を考えながら火力と排気の調整に神経を使いながら仕上げ工程の焙煎豆の冷却まで経験豊かな店主自ら手作業で完成します。

 

開店以来ずっとこの小さな焙煎機で少量づつのコーヒー豆を焙煎しています。

 

当店のコーヒーは全てSCAA(アメリカスペシャルティコーヒー協会)基準値80点以上のコーヒー生豆を使用しています。


生産者の追跡が出来る正しい取引が行われたコーヒー生豆を輸入商社より購入して焙煎は受注後に行うことで新鮮なコーヒーのみお届けいたします。